広美 私想手記

11月になりましたね。
日々寒さが増してきています。

先日、「素顔の女性」のお題で
毛筆と硬筆の話題がありました。

私の中で懐かしく
ちょっと愉快な記憶を
思い出したので書こうと思います。

高校時代のお話です。

1年生の必修教科で
書道、美術、音楽の
いずれかを選択する授業があり
私は書道を選びました。

選んだ、というより
仲間につられて書道にした
と言った方が正しいかもしれません。

でも、早々に
その選択をした事を後悔しました。

とめ、はね、はらいの難しさ…
細心の注意をしても

最後の名前で失敗。。。

そんな繰り返しで
書道は私にとって憂鬱な時間でした。

しかも、放課後に
運動系の部活に入っていた私は

たびたび書道バッグを
持ち帰るのを忘れてしまい
いざ使おうとすると
筆が固まっていたことも多々ありました。

出直して来いという状態のまま書道に
臨んでいました。

お恥ずかしいお話です。

自由な油絵の極彩色や
遠くから聞こえる
楽しそうな音楽の音色に
美術や音楽を選択した方が良かったかな
などと考えたりしていました。

そんな風でしたので
良い字など書けるはずもない
と諦めていた私でした。

しかし、ある日ある時。。。
奇跡としか言えないような出来事が
起こりました!
 (大げさです)

ある日の課題に
隷書(れいしょ)という字体があり

その中の
石碑を彫った様な脱力系の文字が
何故か私にマッチしてしまいました(笑)

楷書も行書も苦手なのですが
隷書だけは
するすると書けてしまって

普段は選ばれもしなかった
飾られるという名誉(笑)まで
いただいてしまいました。

でも本当にそれが最初で最後でした(笑)

その課題が終わると
相変わらずの私に戻りました。。。

書道の神様が
気まぐれに
一瞬だけ舞い降りてくれたのかも
しれませんね。

ぐだぐだの長文になってしまい
失礼いたしました。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。
              広美