夏の風物詩

広美

8月も残り僅かな日々となりました。

高校野球は
慶応高校の107年ぶりの優勝で
盛況のまま閉会いたしました。

…夏の風物詩が
また一つ終わりましたね。

しかし
今年の暑さは
まだまだ終わりそうにない
今日この頃です。

季節や気温の節目として
『暑さ寒さも彼岸まで』
という言葉が昔から使われています。

誰が最初に言ったのか
言い得て妙な言葉です。

この言葉には
もう一つ別の意味がある事を
最近知りました。

「どんなに苦しいことや悲しいことも
いつか終わりが来る」
という意味です。

仏教の事は
詳しくないのですが

「彼岸」とは
悟りの境地を意味する言葉だそうです。

そう考えると

「どんなに暑くても
いつまでも続く暑さなんてないから
涼しくなるのを待ちましょう」

と言った解釈になるのかしら
と思ってしまいます。

しかし
その一方で
日本人のその無常観が

防災意識を低下させている 
という意見もあるようです。

無常観は
悟りと同時に

諦めや「仕方がない」といった
感情を伴ってしまいます。

復興に対してはプラスになる無常観は
防災にはマイナスに作用するようです。

昨今の暑さは

災害レベルなので
対策をしながら

涼しくなるのを待ちましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

             広美